会社員とフリーランスの違いとは

フリーランスと会社員との違いとして大きいのが、まず働く場所だろう。会社勤めの場合は、基本的に決められてオフィスに行かなくてはならない。在宅ワークがなされているところもあるが、出社すべき日が出てくるものだ。その点フリーランスは、場所に縛られない働き方ができる。多くの人は自宅で働いているが、別に自宅に限る必要もない。業務内容にもよるが、カフェにパソコンを持ち込み仕事をする日もいるし、のんびりとした環境で働きたいということで郊外の観光スポットで仕事をする人さえいる。

また、就業時間が定められているかどうかも大きな違いだ。会社勤めは一日8時間、8時5時というのが基本となっており、細かな時間帯の差はあるものの会社に働く時間を指定されていることには変わりがない。一方でフリーランスは、自分の好きなタイミングで働くことができる。クライアントと定めた納期さえ守れば、朝働こうが夜働こうが関係がないのだ。また、平日を休みにして土日働くという形でも全く問題はない。

保険制度や税金といった点でも違いは大きい。会社員の場合は、すべての処理を会社が行ってくれる。所得税や市民税は源泉徴収とい形で、計算も納付もすべて会社任せで済む。一方でフリーランスは、すべての会計処理と税務を自分で行う必要がある。適正に処理するための知識が必要となる他、作業のための手間もかかる。フリーランスの大変なところではあるが、自分の仕事で使う物品や自宅の家賃の一部などを経費にできるという面もある。