フリーランスが営業力や人脈作りを重視すべき理由とは

フリーランスとして成功するためには、単に業務に関する知識や技術が高ければ良いわけではない。営業力と人脈作りも非常に重要だ。そもそもフリーランスは、すべての作業を自分で行わなければならない。会社は営業部門とサービス提供を実際に行う担当者が別なので、たとえばエンジニアは営業をする必要がない。しかし、フリーランスは営業部門も作業実行部門も自分一人だ。そのため営業ができなければ仕事も入ってこないので、やらざるを得ないのである。

営業力を身に着けて人脈を作っていくと、仕事が増えるだけでなく、より安心して働けるようになだろう。人間関係を強化することができれば、取引先もしくはクライアントからの信頼度が深くなり、安定した案件依頼を受けられるためだ。細切れに案件を単発で受けるよりも、いつも同じルートから仕事が入ってくれば収入が安定するし、精神的なストレスも軽減される。

そして、営業を積極的に行い人脈が広がると、より多くの情報が入ってくるというメリットも生まれる。業界の動向についての最新情報や、新しい技術や業務に使えるサービスやツールなどをいち早く知ることができる。自分の業務をよりスムーズに行う点で役立つものとなるだろう。

アドバイスをもらえるというのも、重要な点だろう。フリーランスには基本的に上司がいないので、誰かから意見やアドバイスをもらう機会が少ない。納品した仕事についてのクレームやダメ出しがくる程度であろう。しかし、良い人間関係を作ることができれば、親身になって率直にアドバイスをしてくれる人が出てくる。これは、自分の成長にとって大きな糧となるだろう。